純正機械式燃料ポンプオーバーホール


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最近なんか、良く見ると染み出てるような気がする・・・・
みんなの意見を聞くと10人中9人は電磁ポンプに変えたほうがいいよ!!っと言う・・・

でも、電磁ポンプにすると配線を引かなくてはいけないのだ!!電気がとっても苦手な私は迷ったあげく機械式燃料ポンプをOHして使うことに決めた!
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手持ちに予備を持っていたのでそいつをOHして、それから取り替えることにしました。

手持ちの中から比較的きれいなのを選んでと・・・・
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まずはばらしていきます。
ガラスは上のネジを緩めるだけで簡単に外れます。それから黄色の矢印のネジを6個ほど取ってから、赤い矢印の茶漉しみたいのを、外します。
これは、軽くはまっているだけ。
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外したぞ!!の図
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上側のボディをパカット割りますと、ダイヤフラムが顔を出します。こいつが一番劣化するでしょうか???
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ダイヤフラムを下側のボディからもベコリと剥がして、くるっと90度ほど回すと外れてくれます。
バネが入っているのでしっかり抑えてないと外れた瞬間とんでっちゃいますので気をつけて作業。

この時ダイヤフラムのべろの位置を覚えておきましょう。
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なんか、バリが気になるんでリューターで削っちゃえ!!!
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結局全部磨いてしまいました (^^;ゞ ・・・・・
ポリッシュ仕上げです。付けたらほとんど見えないのに・・・・
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ちなみにこの画像は某ロータスショップで、デッドストック品として売ってる新品です。
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リペアキットがこいつです。
イギリスに注文したので、来るまでの間磨いてたというわけで・・・・
来たので磨きも自動終了!
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リペアキットの中身です。安い電磁ポンプよりは高いですが、高い電磁ポンプより安いです。

ちなみにイギリスから取り寄せたほうが送料入れても国内で買うより半分以下でした。
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これがすべてのパーツです!!!
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まずは2つ付いてるワンウェイをとります。
コイツがかしめてあるので、何か適当な道具を使って起こします。っと言うか削っちゃう??
とりあえず、外れるくらいにつめをなくします。
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かなり硬くはまっていますので、どうせ使わないんだから壊しちゃうつもりがんがん外します!!!
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外すと、中にコルクのパッキンがあるので、これも外しておきます。
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左が使用後、右が新品。
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外した後カシメが片方に6箇所くらいあるやつを確実に平らにしておきましょう!!!

じゃないと新しいのが全然入りません (^^;ゞ
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上に乗せてと・・・・
手で押した位じゃびくともしません。
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丁度良さげなソケットなどを使って、叩き込みます!!!
(本当にこのやり方でいいのかは定かではない。)

向きを逆にしてもう片方にも同じように入れます。
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叩き込むので周りがつぶれて入っていきますので、このままでは外れるかもしれない!!

っと言うことで最初あったカシメとは違う場所にピンポンチなどで打ってカシメを作ります。
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結構きつくはまってるだろうと言うことで3箇所ずつくらい・・・・
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ダイヤフラムを取り付けます。
外した手順の逆で差し込んでクイっと回せばはまります。

何回転でもするので、最初に付いてたダイヤフラムのべろの位置と同じところにします。

ネジ穴もあるので合わせるのは簡単です。

ばねを入れるのも忘れずに!!!
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こんな感じになります。
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ガラス下のゴムパッキンも当たらしいの入れて、ガラス乗っけてネジ締めて完成!!!

ノーマルのゴムパッキンはすでにプラスティックと化していました。パキパキおせんべえみたいに割れちゃいました。
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どうしても、この3点だけはどこに使うのか分かりませんでした・・・
ばらしていっても使われているところがなかったので・・・
もしかしら、他の品番のポンプと共用なキットなのかもしれません。
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取替えは、燃料ホース、入り側と出側のホース抜いてボルト2本外すだけです。

インシュレーターとポンプの間のパッキンには念のため液体ガスケット塗って組んでおきました。

ガソリンもれるといけないの、タオルつめてます。ガラスの中に入ったガソリンはほとんどこぼれませんでした。
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これが、おそらく40年間頑張って動いてくれたポンプです。
ご苦労様でしたと言いたいです・・・

またリビルトしておこうかなぁ・・・

でも、今回付けたのが40年もつとすると????
自分はもう生きていない可能性大じゃないっすか・・・・
無駄な努力になってしまうかも???
おまけ画像です。
ガラスのなかのメッシュで遮られたゴミです。
燃料フィルターも付いているので、その割には結構入ってたなぁっと感想です。
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そしてこれがピッカピカのポンプさ!!!日本一きれいな機械式ポンプを目指してがんばりました!!!

でも、誰も気が付かないだろうなぁ・・・・

あとがき
今回はやはりあのレトロなガラスケースの魅力に負けてOHでした。まぁ、電気的な故障もないし、サーキット行くわけでもないのでこれでよいでしょう!!
ターンパイクの上り坂などを急加速していくとガス欠症状になったことがあるのですが、もしかしてワンウェイバルブがちょっと怪しかったので燃料を送りきらなかったのではないだろうか???
交換後エンジンを掛けたところガラスケースは一瞬でいっぱいになりました。
結構突出量あるのでは??っとか思ったります。
電磁ポンプにするのはもう少し大人になってからいたしましょう・・・・・僕はまだまだ機械式(チキンライス)でいいや・・・・

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